LibreOfficeをビルド
OSS contributionに興味が湧いて色々調べてみた。
それで以前からよく使っていたOfficeスイートのLibreOfficeのビルドまでをちょっとやってみようかなと。
何はともかくLibreOfficeのwikiを読んでみたところLinuxが一番ビルドしやすいらしい。
まずmacにvirtualboxを使ってUbuntu16.04 LTSをインストールした。
http://www.morinao-freelan.com/entry/2016/02/26/Mac%E3%81%ABVirtualBox%E3%81%A8Ubuntu%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9Fwww.morinao-freelan.com
使っていたMacがUSキーボードだったのでUSキーボードを入力ソースに追加した(アンダーバーが打てなくて致命的だった)
ubuntu USキーボードを使う設定 | ある意味メモ帳がわり
OSの環境が整ったので libreoffice wiki に沿ってビルド
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get dist-upgrade
ここで
$ sudo apt-get build-dep libreoffice
で依存関係を入れようとしたけどlibreofficeとか無いよって言われた
wikiの依存関係のページを読んで /etc/apt/sources.list に
$ deb-src http://http.debian.net/debian/ precise main
を追記して再度依存関係のインストールを試みた
どうやら/etc/apt/sources.list はDebianにおいてパッケージのダウンロード、インストール元を記載しておくファイルらしい
参考:Debianのsources.listの編集方法
でも結局エラー吐いて止まった
どうもこのpreciseはubuntuのバージョンのコードネームみたいで、そのUbuntuのバージョンに即したもの名前をリストに追加しないとマズかったらしい。 参考:ubuntuリリース情報
先ほどUbuntu16.04LTSにおいて正しくはこれを追記
$ deb-src http://http.debian.net/debian/ xenial main
これでもう一度
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get build-dep libreoffice
無事成功した。
ソースコードをダウンロードする前にgitをダウンロードしておく
$ sudo apt-get install git
んでlibreofficeのソースコードを好きなディレクトリでダウンロード
$ git clone git://anongit.freedesktop.org/libreoffice/core
coreディレクトリに移動して
$ cd core/
ビルドの設定を行う
$ sudo ./autogen.sh
これは確か管理者権限でないと実行できなかった。
最後に管理者権限でビルド makeでイケるとwikiには書いてあったがこっちで通った。
check if root - Ask LibreOffice
$ sudo /usr/bin/make -i
ちなみにオプション付けずにmakeしようとしたら ”No. You make ME a sandwich.”とか言われた、煽られてるぞ
無事にビルドが上手くいったところで
$ sudo instdir/program/soffice --writer $ sudo instdir/program/soffice --calc
これでLibreOfficeを起動!
初心者はドキュメント関連のコミットからやっていくのが手堅いようで、コードのバグ周りとかのissuesに手を出していくのはまだまだ無理そう